初任給と基本給の違いが分からない就活生も多いと思います。ただ、どの企業にエントリーするのかを判断するために、初任給と基本給の違いを把握することは基本中の基本となります。

基本給とは

基本給とは、基本となる賃金です。といっても禅問答みたいでよく分からないかもしれません。言い換えれば、基本給とは、給与から諸手当を引いたものです。諸手当には残業手当・通勤手当・役職手当といったような手当てがあります。そういった手当などを除いた、基本となる賃金が基本給ということになります。

基本給の決まり方

年齢や勤続年数、職種や技能などを基準に決められます。会社によって異なるのですが、その会社の基準となる独自の「基本給表」があってそれを元に基本給が決められます。

賞与は基本給がベース

賞与は「基本給3カ月分」などというように基本給がベースになります。諸手当は含まれませんので注意が必要です。

初任給とは

初任給とは何かと問われたときに「初めてもらう給料」という答えは間違いではありません。ただ、その「初めてもらう給料」には基本給に加えて諸手当が加算されているという認識は持っておかないといけません。

初任給の例

例えば基本給が16万円で、残業代が5万円あった場合、給与は21万円になります。これが「初めてもらう給料」だった場合は初任給21万円となるわけです。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査での「初任給」の定義

厚生労働省の賃金構造基本統計調査で「初任給」という用語の定義がされている(2017年11月に厚生労働省のサイトで確認)。それによれば、その賃金構造基本統計調査における「初任給」とは、「通常の所定労働時間、日数を勤務した新規学卒者の6月分所定内給与額(所定内労働時間に対して支払われる賃金であって、基本給のほか諸手当が含まれているが、超過労働給与額は含まれていない)から通勤手当を除いたもの」とある。

厚生労働省の調べでは「初任給」はおよそ20万円

平成27年の厚生労働省のデータによれば、男女総合で4年制大卒の平均初任給は約20万円。

ベンチャー企業の初任給は高いのか

いわゆるベンチャー企業の初任給は高く提示される場合が多いと思うかもしれない。月給30万以上とか。さすがベンチャー企業、年功序列などの制度をやめて若者に対しても働きに報いてくれるんだな、と思ったりするかもしれない。ただ、このときに注意すべきなのは、その初任給には残業代が含まれているかどうかだ。残業代が含まれているのであれば当然、月給30万以上、などと初任給は跳ね上がる。

面接のときに「初任給はいくらですか」

面接のときに「初任給はいくらですか」と聞くのは初々しすぎる。せめて次のように聞くべきだ。「御社の募集要項には初任給20万円と記載してありましたが、これには残業代は含まれますか。また通勤手当は含まれますか」というふうに。こう聞けば面接官に「なかなかやるな」と思わせることができる。ただ、給与のことをあまり詳しく聞きすぎるのも考えものなので、バランスを取りながら質問したい。

給料の「額面」と「手取り」

給料は会社からあなたに支払われるわけですが、その額を「額面」と言ったりします。その「額面」から保険料や税金や年金が引かれて、(振込先を銀行にしていれば銀行に)振り込まれるわけです。その額は「手取り」と言ったりします。

年棒制にも注意が必要

初任給だけではなく平均年収にも着目してみる